俺様ファイツ
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 年明けからすったもんだ、気が付けば二月に、本日本年初ライヴでやんす、寝坊が怖くて何せ頑張って高田馬場11:40着、程なく浩三氏に$pyke氏到着、祭り準備万端終了、暖かく天気が良い土曜日、色々ゲンを担いでいざ本番。SE終了後からもはや乱戦、轟音異種格闘技、ブレーキの壊れたダンプカー(byスタン・ハンセン)、踵のロシアンルーレット(by前田日明)、超合金戦士(byアルティメイト・ウォーリア)、狂乱の貴公子(byリック・フレアー)、俺様、$pyke氏、両者の決め技が板の上で次々と炸裂します。浩三氏の叩き出す音も容赦なく加速して36ジェット(ジェット日本新記録)で終演。随分長く味わっていなかった達成感、快く助っ人を引き受けてくれた$pyke氏、そしてこの三人衆を熱く暖かく受け入れてくれたフロア、メイニア、ちー、全てにほろりと感謝、演奏する側は果てしなく悦楽の瞬間、後で演奏聴くのが怖ぇパターン。自分に戒めもキッチリ出た、ステージにいる人間が現在持っている全てを放出した、そこには「バンド」があった、もう、それで勘弁。これで終わりって訳じゃぁねぇんだ、ちゃんと積み重ねていければいいんだ、と、自分を納得させる。

 閑話休題、誰でもヤバイ時はある。そんな時に限って「自分ばっかり何でだよ」なんて思ってしまう「自分」が集まって人間社会、過去味わった幸福な、辛辣な経験が現在の「自分」に漲る力と怠惰をバランスよく与えてくれている、経験は使っても減らない財産、うまく使ってちゃっかし金銭的財産に、そんな感じが最近します。辛くてヤバくてネガティヴになってしまった時、最後に頼るべきモノってぇのが俺の場合は「轟音」と「半狂乱踊り」だったのかな、と。少なくとも人間一人(俺様)w の魂を救っている「大江戸三人衆げんこつ」が七転八倒しながら歩んでいるこの現実も俺にとっては経験でもありスリル満点の映画よりスリリングな存在です。

 忘れていた事、忘れてなお気が付かなかった重要な事を思い出したライヴ、貴重な瞬間、$pyke氏にエクストラスペサルサンクス。

 2005.2/5 はここにはとても書ききれやせん、書き始めてから気がつきやした。テヘッ

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 早朝こっそりFAXを使いたくて実家に帰ると父親一名と犬一匹がAM4:50という時間にもかかわらず起きている。人間の方からは「何のようだ、朝っぱらから、」と、ツッコまれて犬の方はひたすら足元でやかましく知性の感じられない半狂乱踊りをしている、今度ちゃんとしつけてやる。で、予定通りFAX通信を終えて帰ろうとすると熱湯の入ったヤカンを片手に「ヲイ!充!! 俺様の愛車の窓にかけてくりたまいよ!」と、父、「バケツで水をぶっかけるってこないだ聞いたぜ、」って反論する俺様。「熱湯じゃぁガラス割れるんじゃねぇの?」と、駄目押し、一つ屋根の下に「俺様」が二人… 一触即発の緊張状態、で、「バケツはねぇからこれでかけてみろ」と、手桶を風呂場から持ち出す父、中はぬるま湯、犬に近づけるとチャプチャプと飲みやがる、で、結局俺様が極寒の外にでて手桶でザバリ。そのまま、また家に入ってしばし犬と戯れて親子と犬一匹暗い内から外出です。で、父の愛車はガラスにかけた手桶の水がカチンカチンに凍り付いてもはや悲惨な状態、犬を車内に入れてガソリンスタンドのカードで窓をこすり始める父親を横目にとっととげんこつ号で帰宅を試みる俺様、が、実家を出て二分後、電話が鳴る。「鍵を閉められちまった!早く帰って来い!馬鹿!!」と父、車内で半狂乱踊りをする犬と窓の氷を剥がす父、想像、もう笑いが止まらない俺様、家の鍵もきっと車のそれと一緒についていたのだろう、で、青梅街道を大きく回って実家に着くころまた電話、「ヲウ!開いたよ!開けてくれたよ!あああああ、寒かった!」と、角を曲がってすれ違いざまに父の車内を覗くと内部に安堵に頬を赤らめる父と黒くてよく見えない犬らしき塊、平和は保たれた、たった一匹の子犬のお陰で、やるじゃぁねぇか犬! 

手桶じゃぁパワー不足、今日の教訓。
犬に飲ませた分が効いたか? 今日の素朴な疑問。

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 バンドのリハーサルの後、いつに無く上機嫌な俺様、「荻窪まで送るよ♪」なんつって機材車に浩三氏と乗り込み「スリコギ」と「その用法」について話し合う。やはり胡麻をすったり山芋を滑らかに仕上げたり、「スリコギ」っちゃぁそんなイメージではあります。そんなで程なくJR荻窪駅に「我が青春のげんこつ号」到着、ふてぶてしくタクシー乗り場にタクシーを押しのけて車を停める瞬間、ふ、と、気が付く、「この機材車と、俺様と、浩三と、、、今、これが俺らの全てだな、ハハ、」呟く俺様の顔を戸惑う様子も無く見て頷く浩三氏、こんな状態あまり歓迎こそ出来ませんが、今、この瞬間、かなり充実したバンドライフって奴をエンジョイしている事は非常にリアルで動かぬものです、「言った通りじゃん」と、ひとりごちる俺様。

 情報が開いた様なのでここで日々書留1/16に記した件の詳細を少々、
 2月11日から「松戸ロックス」のサポートギターとして大阪、松山、大分、博多、等を約20日間かけて回ります。先日書留た通り体力と行動力にモノを言わせての強行です。俺様に無いのは「経済力」と「知力」だけだ、このやろう。

 色々あって「BGM無し半狂乱踊り」を何度となくやってしまいそうになりましたが(あまりにも危険な行為です)、最近ここ数日ようやく落ち着きました。いきつけのドンキ・ホ-テが去年放火によって焼け落ちた事を除けばいたって平和なミュージシャンライフを取り戻しつつあります。もうちょっとすっときっと景気の良い「日々書留」が書けるのではないか、と、やれるのか?! ヲイ!?(byアントニオ猪木) 

 まっつぐ行くのが一番近道(by今田 充彦)
 
 ハッスル ハッスル (by今田 充彦)
 
 

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 去る1/4,コタツで丸くなりながら心霊写真のWebサイトを閲覧、そのあまりにも抽象的で曖昧なコメントと写真を満喫する俺様の携帯電話に突如メール、「うるせぇな…」と呟きながら内容確認、と、つらつらと長文で、要は「大江戸三人衆げんこつを辞めます」ってなメール。モニターをチラリ、「どこが人の顔なのだろうか…」と、そこに映る集合写真を観つつも携帯電話に視線を戻す、「さてと、どうしたものか」と、で、自分に正直になって考え、浩三氏とも一言二言話し、結果止める理由も見当たらず「辞める」を承諾しました。で、心霊写真、俺にはやはり霊感は無いらしく、まったく持ってその存在には気が付く事は出来ませんでした。

 三人しかいないバンドの「一人」ってのは意外と比率も大きくステージでこなすべき仕事も四人五人といるバンドよりも多いものです、それなりの素養、才能も必要でしょう、が、出来るバンドマンにとっては何のことはない筈なんです、んで、真に勝手ながら次回2/5高田馬場AREAの興行は急遽Spyke氏(松戸ロックス)が登板することになりました、およそクールなお手本的プレイヤーです、世の中の自信過剰ベーシストは一度素直に観て習った方が良い…、何年も以前から一度お手合わせして頂きたかったバンドマンなだけに不謹慎ながら少々楽しみでもあります。
 メンバー脱退当初、中野で開催されていた新年会で今後しばらくが決定した感アリ、その時その後Spyke氏の口から出てくる言葉全てを先日メールにて… メールかよ?!ヲイ!? あ、で、辞意表明したメンバーから聞きたかったってモンです。ん~~~~ …………   残念!!(ギター侍風)

 この場で書ける「リアル」はここまで、あったこと全てを、それこそリアルに此処に記す事も考えましたが、「前だけみる」、「活動、それのみに集中」理念に反することを踏まえ今はこれまで。後は個々で判断してやって下さい、

 上記のそれとは関係なく東名阪の予定が大きく変わっております。こちらもまた俺様の浩三氏の意思とは裏腹に変更になってしまいました。が、この場を借りて今回一連の不祥事、大江戸三人衆げんこつ一同(現在二名)、深くお詫び申し上げます。
 
 

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 大塚にライヴ鑑賞に出かける。いいモン見せていただきやした、んで、一つ気が付いたこと。音源を予め聴いてからライヴを観る、、これ、、いいぜぇ。もちろんライヴも良い、が、曲を知っている強み、これが以外に侮れない。同じ金額払って観るなら絶対音源で予習、で、さらに楽しみ倍増です。「なぜ音源を出さない?」と、随分言われ続けてきましたが、結論から言うと「売れないもん作るか…」ってぇ感じだったのではないでしょうか。ここからはちょいとシニカルなお話。

 年内に音源、とびっきりの音源、製作、これバンドの目標にいたしやしょう。最後にレコーディングスタジオに入ったのはいつぞのことやら… 決して、怠けていたわけではありません、ただ、現実作れなかった、そんな感じです。が、俺様が作ろうと思ったらその方向に向かうのがこのバンドです、そうありたいものです。

 約五~六年前、当時まだCD-Rメディア一枚が三百円した時代に、一枚五百円でライヴ会場でのみ販売、レコーディング時間三時間、ミックス二時間、レコーディング経費総合計費¥56000という五曲入りCD-Rを製作、販売した事がありました。三ヶ月とかからずに一切を減価償却したその作品、レコーディングスタジオのスタッフまでもが苦笑いしたその作品を大塚のライヴハウスで今になって結構リアルに「羨ましかった」と、言われました。「音聴いてさ、何かさ、やりたい事しかやってない」と、一言呟く言葉に「それ以外出来ないですから」と、答える俺様。「やりたいことしかやってない」ことが当時大江戸三人衆げんこつとライヴハウスでシノギを削りあったバンドマンに伝わっていた事が重要です、正直感動してしまいました。

 一辺倒なスキルと巧みな話術、奇をてらったバンド姿勢と衣装。これらは音楽本来の進化や淘汰、本来音から得るべき快楽や悦楽を邪魔しかねない要素に思えます。捻くれ者相手に音楽ってのは正直もうやってられません。

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